琉球独立論は何を夢みるか

ニコニコ生放送(の再放送)で、「東浩紀 × 津田大介 × 熊本博之 × 親川志奈子 琉球独立論は何を夢みるか」(5月27日開催)を視聴する。 ▼リンク(6月3日まで有料視聴可能) http://live.nicovideo.jp/watch/lv261134114 パネラーの一人、琉球民族独立総合研…

濹東綺譚

今更ながら、初めて永井荷風の『濹東綺譚』を読了。とはいえ、この小説の味は、歳を取らなければわからなかったであろう。 幾度か映画化されているらしいので、いずれ観てみたいと思った。もっとも、活動写真を見ない、という荷風の作品を映像で観るのは良い…

枕草子

いつの間にか中断していた『枕草子 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)』を久しぶりに再び読み始めた。 枕草子は、中学校の教科書に載っているせいか、登場人物の心は小中学生水準という印象があった。しかし、実のところ、枕草子や源氏物語の女た…

私たちはどこから来て、どこへ行くのか

宮台真司『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』を読了。読むのに時間がかかり過ぎて全体像が頭に浮かばない。こうした本は、電子書籍ではなく紙の本で買うべきであった。 全般的な印象として、宮台氏の本は、(1)現在の社会に対する問題意識、(2)現代社会…

言ってはいけない 残酷すぎる真実

橘玲『言ってはいけない 残酷すぎる真実』を読了。 双生児の研究から、子供の成長に子育てや教育は関係しておらず、遺伝(生まれ付き)がほとんど全てであるという主張には関心を持った。 ただ、本書全体を通じて気になったのは、記述の引用元がきちんと記さ…

(読書進捗なし)

橘玲『言ってはいけない―残酷すぎる真実―』を電子書籍で読み始めた。 なぜか以前から犯罪気質の遺伝といったテーマに興味があり、福島章の『犯罪心理学入門』『犯罪精神医学入門ー人はなぜ人を殺せるのか』といった本を読むのが好きだった。 とはいえ、人間…

四百字十一枚

坪内祐三『四百字十一枚』を読了。 坪内のような生き方に憧れる。 学生の頃はわからなかったが、日本では「業界」が小宇宙であって、例えば、自分の会社の悪口を言うことには誰も本気で怒りはしないが、業界の悪口を言う若輩者は、心から嫌われ軽蔑される。…

(読書進捗なし)

仕事の後、飲み会があったため、読書は進んでいない。 こうしたブログを書くメリットは、普段気まぐれにしていた読書について、効率的にけりをつけようという気が起きることだ。

(読書進捗なし)

先日読了した中西輝政『中国外交の大失敗』に関して1点書いておきたいことがあった。 著者は、日中関係が悪化したきっかけを、2008年に中国が、鄧小平以来の外交の「十六文字方針」(冷静観察、沈着応付、韜光養晦、決不当頭――冷静に観察し、落ち着いて対処…

右肩下がりの君たちへ

ゴールデンウィークの最終日ぐらいまともなことをしようと思って、浴室の壁のタイルをたわしで擦ったりした。また、体重計が壊れていたので、ホームセンターへ買いに行った。 * * 佐藤優の対談集『右肩下がりの君たちへ』を読了。対談本はあっという間に読…

捨聖 一遍

時宗の総本山、神奈川県藤沢市にある清浄光寺(遊行寺)へ行った。 敷地内にある博物館を見たが、一遍聖絵の現物の展示はなかった。何ともタイミングの悪いことだが、昨年末に3会場を使って公開されていたらしい。次に見られるのはいつになることか。 今井 …

(読書進捗なし)

今日は連休の谷間だったが仕事へ行く。終業後は飲み会だったので読書の進捗はなし。アマゾンを見ていて、以前持っていたが読まずに手元から離れていった『ウェイリー版 源氏物語』に興味が沸いた。 英語訳を日本語に訳しているため古文風ではなく、ヨーロッ…

中国外交の大失敗

中西輝政『中国外交の大失敗 来るべき「第二ラウンド」に日本は備えよ』を読了。 著者の名は福田和也が高く評価していた記憶があり、Kindleで購入した。中国による謀略をテーマにした本は、“新書de真実”なのか“トンでも”なのか、素人の自分には内容だけで判…

職業としての政治

しばらく遠ざかっていたが、また新たにBlogを登録してしまった。通算12個目…。 しかし、ここ数年の間の心境の変化を受けて、今回は本名と職業を隠さずに書く方針にしたいと思っている。 今日、マックス・ウェーバー(ヴェーバー)の『職業としての政治』(原…