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四百字十一枚

坪内祐三四百字十一枚』を読了。

坪内のような生き方に憧れる。

学生の頃はわからなかったが、日本では「業界」が小宇宙であって、例えば、自分の会社の悪口を言うことには誰も本気で怒りはしないが、業界の悪口を言う若輩者は、心から嫌われ軽蔑される。お前なぞは(小宇宙から)出て行けと言われる。

若者の、自分は何の職業に就きたいのか、それを通じてどう生きたいのかという問いは、「身を置く業界をどこにするか」に置き換えて考えるべきだ。
だから、例えば坪内のように、本やそれにまつわる人々全体が好きなのであれば、研究者になるとか作家になるとかに拘らず、(自意識過剰の学生ならば嫌がるだろう)サラリーマン編集者でもライターでも、とにかく出版業界、出版流通業界で生きると決めるべきなのだ。

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マドンナの2003年のアルバム「American Life」を聴いている(当時マドンナ44歳)。わたしが好きなのは「Nothing Fails」。歳を取るととるともに、ロックやポップスで心を動かされることが少なくなったのは悲しい限りだ。